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画期的な共産党の選挙協力呼びかけに岡田民主党は英断で応えよ(天木直人氏のブログより)

天木直人氏のブログは好きで、よく読むのだが…
昨日(2015/09/20)付の記事が、正に「我が意を得たり!」だったので、転載する。

引用元は http://new-party-9.net/archives/2698

共産党が19日、中央委員会総会を開き、来年夏の参院選や次の衆院選で他党との選挙協力を呼びかける方針を決めたという。今日9月20日の各紙が報じている。
私はこの共産党の決断を高く評価する。
安保法案阻止が出来なかった絶望感のなかで、即座にこのような決断をし、他党に呼びかけた共産党を私は見直した。
岡田民主党代表は、この共産党の呼びかけに、党首の権限と責任で「打てば響く」ように即座に応えるべきだ。
岡田代表は、このままでは死んでも死にきれないと言って民主党の代表になった。
安保法案が強行採決された直後の記者会見では「これからが勝負」と言った。
その言葉にウソはないはずだ。
ならばその証を見せるのだ。
そして次のように国民の目の前で共産党の呼びかけに「打てば響く」のだ。
共産党の英断を歓迎すると。
民主党はその提案に応じ、直ちに協議に入ると。
打倒安倍自公政権を願うその他の政党・政治家は民主党に参加し、来年夏の参院選挙とその後の衆院選で勝利し、安倍自公政権を打倒し、政権を取り戻そう、安保法案を廃棄しよう、そして何よりもこの日本を安倍首相から取り戻そう、そう呼びかけるのだ。
できれば民主党を解体し、維新の党や社民党や生活の党と一緒に新党を作り、その新党と共産党で選挙協力を行うのがいいが、それが無理でも、少なくとも共産党以外の反安倍の野党を結集するのだ。
その岡田代表の方針に不満を持つ民主党議員は少なからずいるだろう。
彼らは民主党から出て行けばいいだけの話だ。
結果的に民主党は、より分かりやすい政党に生まれ変わることができる。
できれば他党と合流する機会に新たな政党名に変えるのが一番好ましい。
しかし、それが無理でも、生まれ変わり、純化した民主党なら民主党のままでも「新生」民主党だからいいだろう。
もはや単独で何も出きない社民党や生活の党にとっては、岡田民主党と合流する事に異存はなかろう。
維新の党はもはや分裂だ。松野らが岡田民主党に合流することは当然だ。
そのような新生「民主党」ができれば、その他の安倍政権寄りの政党の中からも参加するものが必ずでてくる。
いや、自民党の中からも参加する者が出てくるかもしれない。
文字通り自民党と対抗できる、もう一つの国民政党になれる。
共産党だけは新党に合流するということにはならない。
しかし、それでいいのだ。
もはや共産党は共産主義革命を目指す政党ではない。
掲げる政策は正しく、弱者にやさしい。何よりも反権力である。
監視役の政党は必要であり、それはまた新生民主党の監視にも役立つ。
こうして共産党と新生民主党がすべての選挙区、比例区で選挙協力をすれば来年の参院選は間違いなく勝てる。
いや、早ければ早い方がいい。
安倍首相を解散・総選挙に追い込んで、来年夏の日本のサミットは新たな首相にホストさせるのだ。
もちろん東京五輪はあたらしい政治態勢で迎えることになる。
選挙公約は打倒安倍だ。
具体的には安倍首相が進めて来た政策の全否定だ。
護憲はもとより、対米自立、反TPP、脱原発、消費税増税阻止、外交立て直し、などなど。
しかしそれだけでは不十分だ。
この国の政治システムを変えることを掲げるのだ。
それは一言で言えば政治を国民のものにするということだ。
選挙制度を根本的に見直す。
政治家を特権階級にさせない。
政治家の数を減らし、政党交付金の廃止と歳費の大幅削減を掲げる。
それは政治家になろうとする者にとって一番厳しい事であるけれど、それが出来ないようでは本物の政治家になれない、なる資格はない、と自らに厳しくするのだ。
そして、もはやいまの日本は政治家にそのような余裕を許さないほど厳しい。
その苦しさを共有できないような者たちに政治をさせてはいけないのだ。
もし、このような選挙が出来れば、間違いなく安倍政権は倒せる。
もしこのような選挙が出来るなら、日本の将来に希望が開ける。
繰り返して書く。
共産党の選挙協力の呼びかけは画期的な英断だ。
野党第一党の岡田代表は、自らの権限と責任で、志位委員長の打ったバチに即座に大きく響くのだ。
安倍首相の安保法案強行採決は、日本の政治の夜明けを切り開いてくれることになる。
この私のメッセージが岡田代表に届くことを願うばかりである(了)

 

 

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