PR ニュースと政治 原発と放射線・放射能・放射性物質

原発なんて"やらせ"問題云々以前に、全て嘘っぱちの上に成り立ってるのだ!

想定外の「外」は「外れた」のではなく、最初から「外していた」の意味だ!

 

GREEへ投稿した日記からの引用

 

耐震偽装マンションよりまだひでぇや…

ってぇネタは、以前にも書いたが…

-----------------------------------------引用

「福島沿岸で過去に4m超の津波はない~東電」のニュースについて

今更こういう情報を出して、「想定外」なんです、落ち度はありませんでした…みたいに言われてもねぇ…(苦笑)

3/30の段階で、こういうレポートが暴露されている…

特に重要な部分を再び引用すると…

とりわけ、大きな懸念があったのは東電の福島第1原発だ。40年前に建設された同施設は太平洋に面した地震地帯に立地しており、その地域は過去400年に4回(1896年、1793年、1677年、1611年)、マグニチュード8あるいはそれ以上と思われる巨大地震にさらされている。

こうした歴史的なデータも踏まえて、東電の専門家チームが今後50年以内に起こりうる事象を分析。その報告には次のような可能性を示すグラフが含まれている。

―福島原発は1―2メートルの津波に見舞われる可能性が高い。

―9メートル以上の高い波がおよそ1パーセントかそれ以下の確率で押し寄せる可能性がある。

―13メートル以上の大津波、つまり3月11日の東日本大震災で発生した津波と同じ規模の大災害は0.1パーセントかそれ以下の確率で起こりうる。

確率的には低いかも知れないけど、ちゃんと「想定」はされていたんですよ…
おそらくコスト重視の為に「想定」からわざわざ「外」していただけ…

>東日本大震災の前に行っていた、過去の津波に関する調査結果
は、御用学者がでっち上げた感が強いな(笑)

そして若狭湾の原発集中地帯でも、過小評価された立地や設計が浮き彫りに…

日経より…

若狭湾、400年前に津波被害 原発集中の敦賀や美浜

2011/5/27 2:56

敦賀、美浜など計14基の原子力発電所が集まる福井県の若狭湾で、400年以上前に地震による津波とみられる大波で、多数の被害が出たとの記録が複数の文献に残されていることが分かった。

敦賀短期大学(同県敦賀市)の外岡慎一郎教授(日本中世史)が4月上旬、敦賀市の依頼を受けて調べたところ、京都の神社の神主が戦国~江戸時代につづった日記「兼見卿記(かねみきょうき)」で、1586年に「丹後、若狭、越前の海岸沿いで、家々が波に押し流されて人が死亡した」といった内容の記述があった。前日に「夜に地震があった」と記されていることから、地震による津波を記録したものと推定できるという。

外岡教授によると、同文献は中世史の研究者には知られた一級の史料。

また当時来日していたポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが記した「日本史」にも「山のような波が押し寄せて家や人が流された」といった記述が見つかった。

若狭湾で美浜原発などを運転する関西電力は、これまで地元自治体などに「若狭湾は、津波による大きな被害の記録がない」と説明してきた。指摘された文献について「存在は承知していた。東京電力福島第1原発の事故原因が津波と指摘されていることを踏まえ、追加調査するかどうか検討したい」(地域共生・広報室)としている。

史実を無視して、十分な安全基準に則らずに、あっちこっちにポンポン原発を作り続けた、国・利権団体・電力各社の罪は限りなく重い!
福島と同じ轍を踏みたくなければ、若狭湾の原発群も即停止→廃炉にすべき…

-----------------------------------------引用

今日は、もうちょい突っ込んでみようかな…

まずは、原子炉本体について…
週刊現代
5/7・14
号 掲載の、元原子炉格納容器設計者「後藤政志」氏へのインタビューより抜粋

私は東芝では、格納容器がどこまでもつのかという研究をしていたんです。
解析や実験を重ね、想定を超える高い圧力と温度になれば格納容器も壊れることがあると分かりました。
その後、'07年に起こった新潟中越沖地震では、想定していた設計基準の2倍以上に当たる993ガルという巨大な揺れが柏崎刈羽原発を襲った。
それを聞いたとき、私はもう原子力は止めるべきだと思いました。
与えられた設計条件を1~2割超える程度ならまだしも、2~3倍になるというのは、設計者の立場から言うとありえないことなのです。
たまたま大きな損傷がなかったというだけで、どこが壊れてもおかしくない規模の地震だった。
運が良かったと言う以外ありません。かつての会社の同僚との関係もありますから、はじめは匿名で発言していましたが、いてもたってもいられず、いまは実名で取材を受けています。



長時間ないし長期にわたって電源が切れるというのは、想定外だったと言っていいでしょう。
もちろん、それを想定して批判してきた人たちは、昔からたくさんいます。
全電源喪失事故もありうるというのは常識なのです。
ただ設計上の対策は、そこまでいっていなかったということです。
原子力安全委員会は、1980年代までは「過酷事故は日本では存在しない」
と言っていました。私がこの仕事を始めたときには、過酷事故という言葉そのものを使ってはいけなかった。
海外の研究者と話していて、初めてシビア・アクシデントという言葉を知ったのです。
ところがその後、スリーマイル島事故やチエルノブイリの事故が起きた。
そこで、さすがに過酷事故など存在しないというのは言い過ぎだということになり、原子力安全委員会の表現が変わりました。
「原発は非常に安全に作っているけれども、シビア・アクシデントがまったくないわけではない。ただし、日本では安全対策を多重に取っているため、工学的な確率としてはごくわずかで、無視しうるものである」という言い方になった。
しかも、過酷事故対策を法律で義務づけなかったものだから、電気事業者はシビア・アクシデント対策を事実上無視したということです。



メーカー内部では、当然議論になります。個々の技術者が、安全基準に疑問を抱くこともあるのですが、発注側の設定した基準
を満たすように設計して、納入するのがメーカーの仕事ですから……。
私自身も、社内でそういう議論はしましたが、一個人として不安だといったレベルでは、会社全体ではかき消されてしまうのです。
「そんなことは、起こるはずがないだろう」「なんでそんなことまでやるんだ」と叩かれます。
だから余分なことは言わないほうがいい、となる。
この安全基準に関していちばん問題なのは、安全委員会ですね。
安全委員会が「こんなことは起こるわけがないよね」と、ずっとタカをくくってきた。
メーカーのほうから、国の安全委員会が設定した基準に異議を唱えるのは非常に難しいのが現実なんです。

なるほどね…異論はあっても、握りつぶされてきた…と…
エンジニアの端くれとして言わせてもらえば、設計上、想定される応力に対し、何倍かの「安全値」を掛けて耐久性に余裕を持たせるのが当たり前なのだが…
>設計者の立場から言うとありえないこと
ありえないよね…
その根底にあるのは…
>こんなことは起こるわけがないよね
笑うに笑えないわ…アホらし過ぎて…

さて…次は、立地条件と耐震設計…
週刊朝日5/6・13
合併号より、特に酷いのを3つ程抜粋

青森・東通原発(耐震性は全国最弱・敷地に断層3本)
下北半島は数千年前の縄文時代まで海底だったことがわかっており、地盤はきわめて軟弱です。
特に1号機を建設中の東京電力の敷地内には断層が3本も走っでいます。
そのうちの「J-1断層」は、予定地の真下を走り、深さ400メートルにまで切れ込む巨大断層です。
どうしてこのような土地を選ぶのか、その神経が理解できません。
至近距離にある「横浜断層」は活断層と認定され、国の安全審査が長期化しました。
ところが昨年、原子力安全・保安院の1次審査が終了し、原子力安全委員会と原子力委員会が、「設置許可は妥当」と結論を出してしまったのです。
さらに、太平洋の沖合にある大陸棚外縁断層をよく調べると、すぐ北側に数十キロの断層が続いている。
これは一連の断層だと推測されるので、M8クラス以上つまり安政東海地震クラスの大地震が起こっても不思議ではありません。
この非常に危うい地盤の上に立つ東通原発の耐震性が、全国でも最も低い450ガルなのです。
これは同じ下北半島に建設中の「六ヶ所再処理工場」に基準を合わせているからです。
試験運転を始めて内部が汚染されている六ヶ所再処理工場は補強工事ができず、耐震性が450ガルのままになっています。
「六ヶ所村は安全だ」と強弁するために東通原発の耐震性も据え置かれている。
信じられない「基準」がまかり通っています。



茨城・東海第二原発(断層分割して評価・地震の巣で33年)
78年に運転開始された日本原子力発電(原電)の老朽化原発です。
立地している茨城県は「地震の巣」とも言われます。
霞ヶ浦などの大きな湖沼があることでもわかるように、海だった時期が長く、そのぶん地盤も弱いことは明白です。
海岸の内陸側には、M8クラスの大地震が起こる可能性を秘めた「関東平野北西縁断層帯」があり、またM7.5クラスが予想される「関谷断層」という活断層が確認されています。
しかし、原電はその危険性を正しく評価していません。
原電が08年に発表した「新耐震指針に照らした耐震安全性評価(中間報告の概要)」を見ると、大きな断層をいくつもの小さな断層に分割して評価してきたことがわかります。
ここに限らず、ほかの原発建設予定地の「安全性評価」でも断層を細切れに短く切って、揺れは小さいという計算結果を使っています。



石川・志賀原発(運転差し止め命令・高裁が取り滑す)
いま能登半島は本州から突き出ていますが、純文時代の温暖期には、海水面が高くなって、志賀原発の立地する一帯は海底にあったことが知られています。
地盤は軟弱で、まともに地質調査をおこなったのでは「原発を建設できる」というデータを得ることはできません。
そこで、ボーリングによって地盤のサンプルをとったときに軟弱であった場合には、強固なものに差し替え、調査データの捏造がおこなわれました。
内部告発によって発覚した当時、大きな問題になりました。
しかし、北陸電力はそのまま強引に原発を建設してしまったのです。
07年に起きたM6.9の能登半島地震では、1号機で耐震基準の600ガルを大きく超える711ガルの揺れを記録しています。
大事故にならなかったのはまったくの幸運でした。
この地震は、長さ約20キロの海底断層で発生しました。
しかし北陸電力はこの断層を7キロ程度の三つの断層に細かく分割して過小評価していたのです。
ほかの断層についても短く見積もっていました。
06年、金沢地裁は「活断層が確認されていないからといって地震が起こり得ないとは言えない」と、当時、運転を開始したばかりの2号機の運転差し止めを命じる判決を下しました。
これは、地裁レベルであっても住民側の主張が認められた画期的な判決でした。
最終的には09年、名古屋高裁金沢支部が「(国が一審判決後につくった)新耐震指針は最新の知見を反映している。
安全対策は指針に適合し具体的危険性は認められない」と、06年の金沢地裁判決を取り消します。
原発の運転中止を求めるこれまでの裁判では、ことごとく判で押したように「国の定めに合っている」というだけで、司法の判断を放棄して住民の訴えを切り捨てる御用裁判官ばかりが登場してきました。
これらの裁判官が国の原発政策を放任・容認して、国民の生命をここまで危機にさらしてきた責任は、きわめて重大だと言えます。

他にも載ってるケド、みんなこんな様なもんですわ…
呆れてモノも言えんっしょ??

ついでに、もう一個…今建設中の上関原発…
ナニやら原発建設の為に、「埋め立て工事」してるらしいけど…
埋立地に地震…と、来れば…?…
そうですねぇ~「液状化現象」ですねぇ~…
そんなもん建てて大丈夫な…ワケ無ぇよなぁ…

しかし…御用学者ばかりか御用裁判官までとは
orz
法服の黒は「何色にも染まらない」という意味らしいが…
原発利権集団の腹の中は、それを更に黒々と染め抜く程、真っ黒らしいですな(笑)

ちゃんちゃん♪

それにしても、なんでこんなトコばかり?…って??
そんなもん、貧困に喘ぐ過疎地にターゲット絞って、札束で住民や自治体のほっぺた叩いて、用地を安く買い叩く為に決まってんじゃん!!

同じ事は、先の設計にも言えるね…
危険に目をつぶって「コスト・カット」(苦笑)

注:1ガルは、1秒(s)に1センチメートル毎秒(cm/s)の加速度の大きさ

Amazon

-ニュースと政治, 原発と放射線・放射能・放射性物質
-, ,