コカ・コーラ社が、大麻成分の入った飲料への参入を検討しているらしい。
あっ、もちろん日本コカ・コーラの話ではありませんよぉ(笑)
アメリカの話です。
含有される大麻成分は「CBD(カンナビジオール:向精神作用はない)」。
医療大麻の分野では、主成分「THC(テトラ・ヒドロ・カンナビノール:向精神作用がある)」よりも、注目されている成分である。
THCは取り締まり対象であるが、CBDは摂取も所持も合法(日本でも)。
これまでも、マルボロやフィリップモリス辺りのたばこメーカーは、大麻市場への参入を進めてきてるんだけど、飲料では初めてではないかな?
しかも、最大手のコカ・コーラが…
ここまで書いて、一言いいたくなった。
コレだけの成長産業になってきた大麻を、いつまでも「ダメ。ゼッタイ。」の一言で蹴飛ばしてていいのか?日本政府よ!
このままだと、どんどん世界から取り残されてくぞ!
「大麻ノミクス」で、健康長寿。おまけに経済成長!いいこと尽くしなのに…
ちなみに、コカ・コーラの成り立ちは、コカの葉とコーラナッツを原料とする「頭痛薬」であった。
その後、コカイン(コカの葉の成分)が麻薬指定となり、コカイン抜きのコーラとなったとさ…
一部の噂では、香料としてコカの葉の成分(もちろんコカインじゃないよ)も、使われているとかいないとか…
ってなワケで、
CNN:米コカ・コーラ、大麻成分入り飲料への参入を検討
より引用…
ニューヨーク(CNNMoney)
米清涼飲料大手コカ・コーラが、大麻成分の入った飲料への参入を検討していることを明らかにした。
コカ・コーラは17日、精神活性作用のない大麻成分CBD(カンナビジオール)の成長に「注目している」と発表し、「機能性健康飲料」の分野は急速に進展していると説明した。
ただし「現時点ではまだ何も決まっていない」としている。
CBDは医療分野で炎症や痛み、嘔吐(おうと)などの緩和に使われている。
このニュースを最初に報じたブルームバーグは、コカ・コーラがカナダの大麻企業オーロラ・カナビスと交渉を進めていると伝えた。
オーロラも大麻飲料に関心を示しているという。両社とも、提携の可能性についてはコメントを避けた。
大麻飲料をめぐっては、コロナビールなどを製造するコンステレーション・ブランズが先月、カナダの大麻企業キャノピー・グロースに40億ドル(約4500億円)を追加投資していた。
カナダの大麻企業は多数が米証券取引市場に上場し、米国企業の出資を受けている。
ビール製造大手ハイネケン傘下のラグニタスは、大麻の有効成分THCの入った飲料の製造に乗り出し、カリフォルニア州の大麻薬局で販売している。
米国では多数の州で大麻が合法化されているが、米連邦法では今もCBDや大麻を禁じている。
ただ、CBDについてはそれほど厳格な取り締まりは行われておらず、米アマゾンのネット通販ではCBDを使った製品が販売されている。
CNNの記事中、ブルームバーグの名も出たので、ついでに引用しておく。
ブルームバーグ:コカ・コーラ、大麻入り飲料に参入検討-カナダの大麻業者と協議
マリフアナ(大麻)入り飲料事業に参入する次の大手は、清涼飲料最大手の米コカ・コーラかもしれない。
同社は誕生から間もない同分野に注目しており、大麻草から抽出されるカンナビジオール(CBD)を配合した飲料に関心を寄せていると明らかにした。
CBDは精神活性作用のない成分で、痛みを鎮めるが気分を高揚させることはない。
同社はカナダのオーロラ・カンナビスと飲料開発について協議していると、BNNブルームバーグテレビジョンが伝えた。
コカ・コーラの広報担当者、ケント・ランダーズ氏はブルームバーグ・ニュースに送付した電子メールで、「健康機能性飲料の成分として精神活性作用のないCBDの成長に注視している。この分野は急速な進化を遂げているが、現時点では何の決断も下っていない」とし、オーロラに関するコメントは控えた。
コカ・コーラが関心を示したとの報道に反応し、17日の米株式市場ではカナダの大麻銘柄ティルレイ、クロノス・グループ、キャノピー・グロースの株が通常取引開始前の時間外取引で上昇した。