報道ステーションでの古賀茂明の発言が波紋を呼んでいる。
同番組に官邸から圧力がかかったであろうコトを裏付ける内容だ…
まぁ…あるだろうな…とは思っていたが、こう赤裸々に語られてしまうと…ビックリを通り越して唖然としてしまう(笑)
放送中の発言内容は、下記の様な…
Facebookで文字起こし?した方がいたので、引用させていただく。
古舘伊知郎「(イエメンのニュースについて)…このアメリカの流れに関しては、イランと連携をひとつあるという今までには考えられない流れがありつつも、いざこうなるとサウジの後ろ盾ですか、やっぱり」...
古賀茂明「うん、そうですね。で、ま、ちょっとその話する前に、あの、私、ま、今日が最後ということでですね、あの、テレビ朝日の早河会長とか、あるいは、古舘プロダクション(古舘プロジェクト?)の佐藤会長のご意向でですね、私はまあこれが最後と、いうことなんですがまあこれまで非常に多くの方から激励を受けまして、で、まあ一方で菅官房長官はじめですね、官邸の皆さんには物凄いバッシングを、受けてきましたけれども、まあ、それを上回る皆さんの、応援のおかげでですね、非常に楽しくやらせていただいたと、いうことでまあ心からお礼を申し上げたいなと、いうふうに思います。本当にありがとうございました。で…」
古舘伊知郎「古賀さん、あの、ちょっと待って下さい」
古賀茂明「ええ、で、あと1時間…」
古舘伊知郎「古賀さん、待って下さい」
古賀茂明「はい、はい」
古舘伊知郎「今のお話は、ちょっと私としては承服できません」
古賀茂明「はい」
古舘伊知郎「あのー、古賀さんは金曜日に」
古賀茂明「はい」
古舘伊知郎「こう時折、出て下さって、ま、私も大変勉強させていただいてる流れの中で、えー、番組が4月から、様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと、相変わらず思ってますし」
古賀茂明「ま、それは本当にありがたいことです」
古舘伊知郎「で…」
古賀茂明「もし本当であれば、本当にありがたいことだと思います」
古舘伊知郎「古賀さんがこれで、全て、何か、テレビ側から降ろされるっていうことは、ちょっと古賀さんそれは、違うと思いますよ」
古賀茂明「いや、でも私、古舘さん、言われましたよね? あの、私が、えー、こういうふうになるってことについて自分は何もできなかった、本当に申し訳ないと(深々と一礼)」
古舘伊知郎「はい。もちろんそれはこの前お話ししたのは楽屋で、古賀さんにいろいろ教えていただいてる中で、古賀さんの思うような意向に沿って、流れができてないんであるとしたら大変申し訳ないと」
古賀茂明「いや、それは…(首を横に何度も)」
古舘伊知郎「私は思ってる、今でも」
古賀茂明「いや私は、あの、…」
古舘伊知郎「しかしさっきのは違う、極端すぎる」
古賀茂明「…全部録音させていただきましたので。もしそういうふうに言われるんだったら、全部出させていただきますけれども」
古舘伊知郎「いや、こちらもそれは出させていただくってことになっちゃいます、古賀さん」
古賀茂明「ええ。いいですよ?」
古舘伊知郎「ええ。だから、ちょっとじゃあそれは置いて、これは私は違うと思ってますが」
古賀茂明「はい」
古舘伊知郎「じゃあイエメンのお話、アメリカの動き、聞かせていただきますか」
古賀茂明「はい。それで、あの、非常に複雑な状況にあるんですけれども…(イエメンの解説を始める)」
(CMや他のニュースのあと)
古舘伊知郎「(安保法制のニュースVTR明けに)今日、今お届けしている古賀さん、国会の流れも含めて、国会全体でもいいんですけど、どんなふうにご覧になりますか」
古賀茂明「そうですね。あの、今、日本の外交とか安全保障ってまあ、根本から変わろうとしてますよね。で、ま、そういう中で、ま、中身がまだよく分からない、法案も出てきてませんし、で、国民とか国会の間で、ま、国会でちゃんとした議論が行われていないという状況で、もうどんどんアメリカとの間ではですね、先に進めてしまおうと。アメリカに、ねえ、安倍さんが行って約束しちゃおうかというような、この動きっていうのは、よく考えてみたら、これとんでもないことだと思うんですね。ところが、なぜか国会でも大きな騒ぎになっていないし、あるいは、マスコミもですね、それが、大変だっていうことになっていないっていうのはこれ、ほんと、どういうことなんだろうなと、いうのを、ま、非常に私、おかしいなというふうに思っているんです。で、一方で、でも国会で別にその、戦争をするとかしないとか、それだけやってるわけじゃなくてですね。で、今度の国会っていうのは、まあ安倍さんは改革断行国会っていうふうに名前をつけたんですね。もう改革するぞと。だけどはっきり言って、今のところ大きなその、岩盤規制にメス入れますなんていう話は、出てきてないわけですね。で、農業で言えば、農協改革、最初は非常に大きなこと言ってましたけど、ま、結局統一地方選で、協力を得るためには地域農協、メス入れられないねと、いうことで、えー、まあ、竜頭蛇尾になっちゃいましたし、それから医療改革見ててもですね、まあちまちましたことはやるんですけれども、大きな変更はできないと。で、電力改革に至ってはもう、自然エネルギーを、抑制して原発推進に行こうってまあ、ほとんど原子力ムラの言いなりじゃないかなと、いうふうに、今は見えるんです。で、一方でじゃあ安倍さん、何もやってないのかっていうと、そうじゃなくて一生懸命やってることもあるんですね(フリップ出す)」
古賀茂明「で、それはですね、まあ安倍さんがおそらく、こう目指してる国っていうのが、社会ってのがあると思うんですけれども、ひとつがその原発輸出大国ですね。ま、今、世界中に、行って原発を売り歩いてます。ま、成果もかなり出てきてると。それから武器輸出大国。これも去年の4月にですね、武器輸出三原則を、なくしてですね、で、武器の輸出をどんどんしようと。で、これも、驚くほど進展してきて、今、こんなに進むのかなって、いや、驚きなんですけれども。そして、ギャンブル大国。これは何かというと、カジノ法案ですね。前国会で、反対が強くて廃案になったんですけども、依然として自民党が中心にですね、これを進めようと。で、こういうの見た時にパッと思いついたのは私、施政方針演説でですね、安倍さんが、その、列強を目指してたね、あの明治時代の、あの日本人って素晴らしいねと、いうふうに礼賛をしました。列強っていう言葉を使ったんで本当に私、驚きましたけど。まあ安倍さんの側近と話をした時にあれは、完全なミスだったと、いうことをお認めになってましたけれども。この、ま、この、安倍さんが言う美しい国ってのはまあ、どういうことなのかなっていうふうに一方で思うんですが私は、こういうことは狙っちゃいけないなというふうに思ってるんですね。じゃあ、どういうことを目指していったらいいのかと(フリップの右側めくる)」
古賀茂明「これはもちろん私の考え方ですけれども、えー、多くの日本人と共通してるんじゃないかと思うんですが、原発輸出大国じゃなくて自然エネルギー大国だと。あるいは武器輸出大国じゃなくて平和大国だと。ギャンブル大国なんかやめて文化大国だと、いう、ま、こういう国を目指してほしいなあというふうに、思うんですよ。そうすると、まあ、安倍さんが目指しているような国と、こう、そうじゃないと言う人たちのですね、間に相当ギャップがあるんじゃないかなと、いうことで、もう私は、あの、もう一度、申し上げたいのは、やっぱり安倍さんとは我々、考え方違うよと。それは『I am not ABE』ということで、えー、前も申し上げたんですけれども、まあ、それは、ものすごい、あの、批判を、受けました。で、えー、今日もですね、まあちょっとさっきああいうやり取りがありましたけれども、やっぱり、あの、我々は、批判されたから言っちゃいけないと、いうふうになっちゃいけないので、えー、まあそういう意味ではですね、ま、ちょっとテレビ朝日では作っていただくのは非常に申し訳ないと思ったんで自分で作ってきました(紙を出す)」
古賀茂明「『I am not ABE』というのをですね」
古賀茂明「で、これは、あの、単なる安倍批判じゃないんですよ。要するに、日本人がどういう生き方をしようかと、いうことを考える上での(紙をしまう)、ま、ひとつの、材料にしていただきたいなというふうに、ま、ひとつの考え方を申し上げたと。で、それは、もちろん批判をしていただいてもいいですし、そういうことをまあみんなで議論していただきたいなと、いうふうに思ってましたんで、まあ、これあの、もちろん、官邸のほうからまたいろんな、批判が来るかもしれませんけれども、えー、まあ、あんまり陰で僕言わないでほしいなと思っているので、ぜひ、直接ですね、菅官房長官でも、えー、ご覧になってると思いますから、私のところにどんどん文句言ってきていただきたいなというふうに思います」
古舘伊知郎「あの、古賀さんの、いろんなこういう、お考えっていうのは共鳴する部分も、多々あるんですが」
古賀茂明「はい」
古舘伊知郎「一方で、はっきり申し上げておきたいなという一点はですね」
古賀茂明「はい」
古舘伊知郎「マスコミの至らなさ、ふがいなさももちろん認めるところがありますが、たとえば、私が担当させていただいてるこの番組で言えば、この前も、数日前に、原発のですね、川内原発に関する…」
古賀茂明「素晴らしい」
古舘伊知郎「地震動に対する、あの不安の…」
古賀茂明「うん、素晴らしい…」
古舘伊知郎「指摘、あるいは、3.11の…」
古賀茂明「見せていただきました」
古舘伊知郎「4年目の際には、えー、核のゴミが全く行き場がない問題点」
古賀茂明「そうですよね」
古舘伊知郎「批判すべきところ、それからあと沖縄の、辺野古の問題ですね」
古賀茂明「そうです」
古舘伊知郎「で、こういうところも、北部一帯での、っていうですね、ああいうアメリカの海兵隊の思惑があるであろうと」
古賀茂明「ええ、それは私も昨日ね、ツイートしたんですよ」
古舘伊知郎「ということもやらせていただいてるんですよ」
古賀茂明「こんな立派なビデオね、作ってますよと、あそこもサイトに行って特集っていうところをクリックして下さいと、並んでますよと、あれを是非見て下さいって言ったんですね。あ、言ったっていうかツイートしたんです、もうすごく、あの、反響もありました。で、あれを作ってたプロデューサーが、まあ今度更迭されると、いうのも事実です」
古舘伊知郎「更迭ではないと思いますよ」
古賀茂明「いや…(笑)」
古舘伊知郎「私はあの、人事のことは分かりませんが」
古賀茂明「いや、人事のことを」
古舘伊知郎「あの、やっぱり人事異動を更迭、ま、これやめましょう古賀さん」
古賀茂明「はい、それはやめましょう、やめます、はい」
古舘伊知郎「これ見てる方よく分からなくなってくるので」
古賀茂明「いや、それはやめましょう。いや、だから僕はそんなこと言いたくないので」
古舘伊知郎「はい」
古賀茂明「(フリップ出す)これを、えー、今、安倍政権の中でですね、どんな動きが進んでいるのかなと」
古舘伊知郎「古賀さん、ちょっとごめんなさい、時間が(ない)…、ちょっと…」
古賀茂明「あ、だからそういうこと言わないでほしかったんですよね、だから(フリップしまう)」
古舘伊知郎「いや、だから、ちょっと、これは…」
古賀茂明「ただ、言わせていただければ、最後に…」
古舘伊知郎「はい、はい、…はい」
古賀茂明「(別のフリップ出す)これをですね、えー、是非、ま、これ古舘さんにお送りしたいんですけど、マハトマ・ガンジーの言葉です。『あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである』と。つまり、圧力とか自粛に、慣れていってですね、まあ、あー、何もしない、一人でやったってしょうがない、ただ叩かれるだけだ、ということでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に大きな問題が起きているのに気がつかないってことはあるんですよと。これ私も、すごく今、自分に言い聞かせていつも、生きているんですけれども、是非これは、みんなが考えていただきたいことだなと、いうふうに思っています。あの、いろいろね、あの、ちょっと申し訳ない、いろんな、あー、口論みたいになっちゃって、えー、申し訳ないんですけれども、えー、私が言いたかったのは、えー、もう、みんながやっぱり、言いたいことはそのまま言おうと。えー、自然に言おうと。で、もちろん、違う意見の方、違う意見をどんどん言っていただいていいし、古舘さんだって、私の考えがおかしいって思えばどんどんおかしいって言っていただいて、全く何の問題もないですけれども、何か言ったことについて裏で、こういろいろ圧力をかけたり、えー、まあ、官邸から電話をかけて何だかんだと言ったりとかですね、そういうことはやめていただきたいなというふうに思っただけです。はい」
古舘伊知郎「それでは、いったんコマーシャルはさみます」
(番組最後に)
古舘伊知郎「今日、番組の中でですね、お隣の古賀さんとの私のトークの中で、ニュースとは直接関係のない、話も出ました。もちろん古賀さん自身のお考えというものは、尊重し続けるつもりでございますが、私としては、一部、一部にですね、承服できない点もございました。とにかく、来週以降もですね、この番組は、そして私は、真剣に、真摯に、ニュースに向き合っていきたいというふうに考えております。ま、これに関しては一切、揺るがないつもりで、真剣に皆様方と向き合っていきたいと思います(エンディング曲流れ始める)。古賀さん、これだけは言わせていただきました。もう時間がなくて申し訳ありません。一方的に私が喋ってしまいました。それでは、また来週以降、お目にかかりたいと思います。ありがとうございました」
(番組終了。全員一礼する中、古賀氏はマイクを外す仕草)
古賀さんとしては、腹に据えかねたものがあったのだろう…
それは、視聴者とて同じではないのか?
ソレに対して古舘伊知郎の情けなさが際立つ…
保身ってぇの?なんてぇの??
事務所のみんなを路頭に迷わせるワケにはいかない…
そういう立場もあるだろう…
しかし古舘さん…
あなたは、「超過激なアナウンサー」では無かったのか!?
ソレを報道ステーションの中でも全うして欲しかった…
この件について、様々なサイトで様々な情報が乱れ飛んでいるが…
とても引用・転載し切れないので、リンクをまとめておく。
新しい情報を見つけ次第、リンクを追加していく予定である。
リテラ
『報道ステーション』で古賀茂明が「官邸の圧力で降板」の内情暴露! 古舘が大慌て
http://lite-ra.com/2015/03/post-980.html続報! 古賀茂明『報ステ』爆弾発言は菅官房長官の圧力が動機だった! 古賀批判は的外れ
http://lite-ra.com/2015/03/post-981.htmlさらに続報! 古賀茂明が『報ステ』放送中・放送後のスタッフとのやりとりをすべて明かした!
http://lite-ra.com/2015/03/post-983.html事実無根じゃない! 菅官房長官が古賀茂明を攻撃していた「オフレコメモ」を入手
http://lite-ra.com/2015/03/post-986.html
岩上安見(IWJ)
【速報】「報道ステーション」終了直後の古賀茂明氏に岩上安身が緊急直撃インタビュー!降板の内幕を衝撃暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240770
田中龍作ジャーナル
古賀茂明氏、単独インタビュー ~テレビ朝日編~
http://tanakaryusaku.jp/2015/03/00010888古賀茂明氏、単独インタビュー ~官邸編~
http://tanakaryusaku.jp/2015/03/00010908
植草一秀
『報ステ』古賀茂明氏告発に対する公正中立な評価
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-4801.html
Business Journal
古舘伊知郎に批判殺到「視聴者に嘘ついた」「政治権力にすり寄り」「化けの皮はがれた」
http://biz-journal.jp/2015/03/post_9407.html
日刊ゲンダイ
古賀氏発言に手をついて謝罪…古舘伊知郎に「報ステ」降板説
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/158513古賀氏「報ステ」降板の全貌 テレ朝が震えた菅長官の“ひと言”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158566
週刊現代
報道の自由の危機に気付かない人々~報道ステーション問題が示した本当の「危機」(1)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42879独占スクープ!何があったか全部話す 古賀茂明はなぜ怒ったのか「腰抜け」古舘伊知郎に告ぐ!(上)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42900独占スクープ!何があったか全部話す 古賀茂明はなぜ怒ったのか「腰抜け」古舘伊知郎に告ぐ!(下)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42901